皆さん○○レンジャーってご存知でしょうか?
男性の方なら日曜日の朝に誰もが見たことあるかとは思います。たまにゴルフ中継になっていてがっかりした経験も( 一一)
御存知ない方の為にお伝えすると、地球に侵略してきた怪人や怪獣達、それに対抗して集まった戦士達が、地球や人々を守る為に激闘を繰り広げるというストーリーです。
女性の方ですと、そのあとの〇リキュアとかを見る前にやっていた、つまらない番組と言ったような感じでしょうか。(好きで見ている方はご免なさい、ただの偏見です)
ですが、大人になって改めて見てみると、あの頃とはまた違った側面が見えてきます。
子供向け番組には違いないのですが、そこには親の存在があります。
そして親と子供の関係上、「教育」という視点も不可欠になってきます。
その為、それぞれの時代背景によって、内容が大きく変更されているんです!
だって親が子供に見せたくない内容だったら、見てもらえないですよね?
という訳で、私が特に印象に残っている出来事と、それによる変更点をお伝えしていきたいと思います。
①神戸連続児童殺傷事件(1997年)→怪人を倒すではなく、「逮捕」へ
皆さんも名前くらいは聞いた事あるかと思いますが、あの酒鬼薔薇聖斗(さかきばらせいと)で有名な事件です。
当時14歳の犯行にもかかわらず、その手口の残虐さや犯人の特異性が注目されました。
その中で、犯行声明文に暴力的なマンガを参考にした点や、自宅から大量のホラービデオが押収されたことで 規制すべきとの声が挙がりました。
又、当時流行していたゲームの「バイヲハザード」にも波及し、過激な描写にも厳しい目が向けられることとなりました。
当時は今ほどガイドラインが明確ではなく、他にも性的な描写等も多かったのですが、これにより影響を受けたのが「未来戦隊タイムレンジャー」という作品でした。
この作品では怪人らを倒すことなく、逮捕することが目的となっています。
ですので最後は派手な爆発シーンは一切なく、代わりに圧縮冷凍され、とある惑星にて刑に服します。
それに伴って彼らの使用する武器も相手を殺さないよう、普段は出力を落として使用するような描写まで加えられています。
当時はそれが面白くなくてあまり見ていなかった記憶がありますが、それ以降このような形はとられていません。(私の記憶では)
それだけでもこの時間がどれほど衝撃的だったか分かるというものです。
②男女共同参画社会基本法(1999年)→女性の出演者増加
こちらは1999年に男女平等を推進し、差別のない社会の実現に向けて施行された法律です。
名前だけ聞いてもほとんどの方はピンとこないと思いますし、何が変わったかと言われても当時の私は良く分かりませんでした。
ですが皆さんの身近な例で言うと、学校の出席簿が男女混合に変わりました!
以前は男子の名前が先にあいうえお順に書かれていて、その後に女子の名前が同様に書かれていましたが、こちらも男性優位を助長するものとして見直しの対象となりました。
この時期から戦隊モノにも新たな風が吹き始めました。それが女性の出演者増加です。
これより前は基本男性が4人で、女性一人で5人という構成でした。
ですが女性が基本2人以上出てくるようになります。
これ以降は男性だったイエローが女性に変わり始め、シリーズによってはブルーやグリーンも女性が演じるようになっていきます。
余談ですがこの頃の「3年B組金八先生」では、上戸彩が性同一性障害を持つ生徒を演じたり、世の中全体で差別や偏見に対し、考えさせられる時期だったと思います。
~あとがき~
今回のテーマは如何だったでしょうか?
今このブログを書きながら、人生とは分からないものだなと実感しています。
まさか13年前に取り組んでいた、大学の卒業論文のテーマをまた考察する日が来るとは・・
当時は思いもよらなかったでしょう(笑)
このブログでの情報も、見て下さる方の少しでもお役に立てれば嬉しいです
ではまた次回お会いしましょう。