お久しぶりです。岩っちです。
今回はオリンピック・パラリンピック開催がもたらす経済効果についてです。
2021年7月23日からスタートした東京オリンピック・パラリンピック競技大会ですが、新型コロナウイルスの影響で、前代未聞の延期や無観客開催など波乱尽くしの幕開けとなりました。しかし、始まってみると日本の活躍はすさまじく、日本のオリンピックでのメダル獲得数は過去最大の58と大健闘でした!!
当ブログ執筆時点ではまだ開催していない、パラリンピックも期待せずにはいられません!
ただ、岩っちが気になるのはお金。
金メダルよりもお金の動き。。。
通常、オリンピックが開催される国では、競技が行われる会場やその周辺のインフラ設備の建設などで雇用が高まります。
国内外から観客が押し寄せるので、会場周辺のホテルや旅行、飲食業などのサービス業界も需要が高まります。
開催国からすると数十年に一度の一大イベントになるので、開催前から何かとオリンピックを絡めて、メディアでは「ワッショイ、ワッショイ」と煽ってきます。
そのため、オリンピックを開催することがもたらす経済効果は計り知れず、開催国としては何としてもオリンピックを成功させて、経済的にも何とか好景気に持っていきたいと考えます。
それなのに今回の東京オリンピックは新型コロナウイルスが猛威を振るい1年延期になるも、感染者数が爆上がり中に開催することになり、無観客での開催を余儀なくされました。
新たに建設されたオリンピック会場を実際にこの目で見て、こんなに立派な会場に観客は入らないのかと思うと一体損失はどれ程のものなのかとゾッとしました。
実際に過去のオリンピックがもたらした経済効果を調べてみました。
大会収益だけ見ると黒字になっている場合もあれば、
オリンピックの予算が肥大化したことで、赤字になっている場合も少なくありませんでした。
実際オリンピックの運営そのものでは、あまり儲けはないようです。
ただ、今大会は1年延期されたことにより、オリンピック関連施設の維持管理費用や競技団体の準備費用などで、6400億円の損失が発生すると言われています。
さらに、無観客なので大会に直接的に関わる経済効果は、開催させるのにかかった費用が丸々赤字になっていることでしょう。
しかし、オリンピック開催による経済効果は直接的な収益よりも、間接的な経済効果「レガシー効果」の方に期待が持たれています。
開催に向けて、東京都の街づくりやバリアフリー対策、イベント振興、国際ビジネス拠点の形成などに活用することで大きな経済効果をもたらすのではと言われています。
2017年に東京都が発表した、今大会に伴う経済波及効果は直接効果で5.2兆円、レガシー効果で27.1兆円が見込まれると試算しています。
直接効果はマイナスになっている今、何としてもレガシー効果に持っていく必要のある日本ですが、新型コロナウイルスを封じ込めることに難航している状況下でいったいどれほどの効果につなげられるのか。。。
国が抱える負債は、結局は国民に税金という形で降りかかってきます。
日本のオリンピック選手は今の欝々とした雰囲気から脱却すべく、大健闘してくれています!
何とか我々国民も負けじと頑張りたいところ。
要となるのはコロナを封じ込めるか、コロナありきで新たなビジネスを生み出すかです。
せっかく開催されたオリンピック。卑屈になって悲観的になるよりも、プラスに考えて活かす方法を考えていきましょう!!!
今回の内容は現在進行形なので抽象的な話が多くなりましたが、次回はまた経済の歴史に戻りたいと思います。
過去を学んで未来を創造しましょう!
また次回!!