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エスペランス株式会社

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黄金の街路樹が美しく映える季節となりました。私が住む仙台も美しく短い秋真っ盛りです。秋といえば「読書の秋」「スポーツの秋」「行楽の秋」などと表現されますが、行楽の秋を満喫できるのはもう少し先の話になりそうですね。それからもう一つ忘れてはならないのが「食欲の秋」です。栗・さつまいも・まつたけなどの炊き込みご飯、秋刀魚や秋鮭など旬の魚を味わい、デザートのくだものも盛りだくさん、本当に秋は食べ過ぎてしまいます。

 

私が子どもの頃、くだものは食卓を彩るだけではなく季節を感じ、特にりんごは故郷の弘前に厳しい冬の到来を告げるくだものでした。ところが最近では旬に限らず味わえるようになっています。一年中いろいろなくだものが楽しめる理由として、栽培方法の改良や進歩だけではなく保存技術も格段に上がっているからのようです。先日、友人との会話の中で「最近は収穫が早くなって夏にふじ(りんごの品種)が採れるんだね」と言うのです。確かに「早生ふじ」などもあるので全くの間違いではないかもしれませんが、実は初夏のりんごは昨年の収穫後から長期保存しているものなのです。余談になりますがこの長期保存を可能にしているのは「CA冷蔵庫」という庫内の窒素を95%以上に保つ特殊な冷蔵庫で、りんごの呼吸を抑制することにより長期間新鮮さを保持することができるようです。というわけで収穫時期以外に販売されているりんごも旬のものと大差なく味わえるのです。

 

色々な食材が一年を通して楽しめるわけですが、収穫したてのりんごを味わってもらおうと産地直送便を友人に届けました。実は私の弟が運営するECサイト(インターネット上に置いた独自運営のウェブサイト)を利用しましたので、正確に言うと注文に関してはインターネットではなく電話一本なのですが。このようなECサイトを利用すると、現地まで行かなくても日本全国の農産物が手に入ります。ふるさと納税の返礼品もこのシステムを利用しているものが多いですね。産地直送便のメリットは一般的にイメージしやすい仲卸業者抜きのコストカットや新鮮さということだけではなく、生産者さんの顔が見えることも大きいと思っています。サイトには収穫・出荷までの過程やちょっとした苦労話、購入者へのメッセージなどが写真と一緒に載せられていて、農産物に対する愛着が湧き生産者さんとのつながりも感じます。きっと大切にいただくでしょうから食品ロスなんてないでしょうね。産地直送便だと量が多過ぎるのでは、と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、少量ずつでも購入可能なサイトもありますし、友人や職場の仲間とのシェアもオススメです。一度のぞいてみてください。