はじめまして松澤です。
コンフォートゾーンという言葉を知っていますか?
心理学用語で簡単に言うと「居心地の良い場所」という意味です。
しかし居心地が良いと言っても、「自分にとって良い場所」という意味ではありません。
コンフォートゾーンをもう少し分かりやすく説明すると「ぬるま湯」です。
本来ならば少し熱めの湯、もしくは温かいお風呂に入りたいですよね?
ですがコンフォートゾーンにおいては、居心地が良い=ぬるま湯=良くないことになります。
疑問に思うかもしれませんが、これは人が成長するにあたって障害になります。
円を想像して見てください。円の中心が「コンフォートゾーン」
その外側が「ラーニングゾーン」
さらに外側(一番外側)がパニックゾーンと呼ばれています。
間に挟まれているラーニングゾーンが効率の良い学習や、成長ができるゾーンです。
しかしそれよりも外に出すぎてしまうと、パニックゾーンに入り成長できず何も身につかない状況に陥ってしまいます。
ですから居心地の良い場所から少しでも外に出て、程よい緊張感を持つ事が最も自分を成長できる状態となるのです。
例をあげて説明したいと思います。
~コンフォートゾーンから抜けられない人の例~
・ブラック企業をやめられない人
昨今話題になっているブラック企業ですが、なぜ存在し続けるのでしょうか?
それは労働者が全員コンフォートゾーンから抜け出せない状況に陥っているからです。
ブラック企業は賃金が安い、労働時間が長い、人間関係に問題があるなど色々な問題があります。そこで働く人は少なからず不満を持っていたり愚痴を吐いたりしています。
しかしなぜ彼らは辞めないのでしょうか?転職しないのでしょうか?
答えは、その環境が多少辛くても、(ぬるま湯に例えると温かくはないあまりよくない環境)でも最低限生活できる給料を貰えているので(ある程度の温かさ)収入の無くなる環境(ラーニングゾーン、パニックゾーン)に行けない、コンフォートゾーンから抜け出せないということなのです。
もしここで小さな転職活動でもできればそれはコンフォートゾーンから抜け出す一歩、もしくはラーニングゾーンに身を置いたという状況になります。
小さな転職活動とはコンピニのフリーペーパーを貰う、ネットで求人情報を調べてみる、ハローワークに行く、などそういった行動を指します。それだけでも十分コンフォートゾーンを抜け出す一歩になります。不満をもって行動に移すだけでもそれは成長なのです。
今回はこれまでです。
ありがとうございました。